| ■岡山とさわら |
なぜ、岡山にのみ「鰆」料理があるのでしょう?
本ざわらは北海道南部以南の日本各地で捕れるにもかかわらず、岡山ほど評価をする地域は他にありません。
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備讃瀬戸が一大産卵場であったこと。 |
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「うおじま」…たい、ひらめ、こち、さより、いかなご、えび、いか…等々、産卵期の魚たちが一挙に群れひしめきあう「季節」、岡山では敢えて「魚島」といいます。
その主役は「鰆」なのです。この「季節」をたがわずにやってくる魚たちの中、格調の高さ、抜群の旨さ、加えてその産卵後の憔悴する姿を思い、鰆に特別の慈しみと畏敬の念をもったものでしょう。
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| 2) |
岡山の伝統料理の代表は「ばらずし」です。
もし、岡山に鰆がなければ今日の「ばらずし」はなかったかも知れません。 |
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岡山のばらずしにはその顔、身体はもとより心にも鰆が息づいています。
鰆を浸した酢で酢めしを作り、あらを煮た汁で根菜類を焚き、酢めしに混ぜ、加えて上飾りには大きな絞め鰆が惜しみなく盛り付けられます。
いわば岡山のばらずしは「さわらずし」といってはばからないものなのです。 |